【2009年3月卒業予定対象】の情報一覧
  1. 2009年3月卒業予定者 新卒求人動向
  2. 従業員規模別 新卒求人動向
  3. 業種別 新卒求人動向

2009年3月卒業予定者 新卒求人動向

2009年3月卒業予定者 求人動向調査結果


2009年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とする、全国の民間企業の求人総数は94.8万人と、昨年よりも1.5万人増加となり、昨年に引き続き、調査開始以来最高水準を更新している。

景況感による企業収益の好調さの影響によるところのほか、中途採用を含めた人材確保から採用意欲が継続されている背景がうかがえる。


学生の民間企業就職希望者数は、44.3万人と、昨年よりも0.7万人増加となっている。

今回の該当学年である2009年3月卒業予定者の大学入学者数は、2008年卒業者の入学者数よりも多少増えている背景から、就職希望者数が若干増加している。


結果、需給バランスである求人倍率は、昨年と同水準の2.14倍となった。

求人数 就職希望者数 求人倍率
94.8万人 44.3万人 2.14倍

※転載(抜粋)元: 大卒求人倍率調査
株式会社リクルート ワークス研究所
http://www.works-i.com/

就職しやすくなった?


昨年に引き続き、求人倍率は2.14倍と、バブル期を凌ぐ状態になっています。

数年前までの就職氷河期と言われていた状態から一転し、求人倍率の上からは、学生一人あたり2社以上の内定が出るように見えます。

上昇した求人倍率は、全ての学生に等しく恩恵をもたらしているのでしょうか?


実情はNoだと思います。


求人倍率が上昇して、求人数は増加しても、企業は採用する最低基準を緩くしたわけではありません。

企業は、バブルの頃の過ちを繰り返さないように、人数合わせのために採用基準に到達していなくても採用するようなことはしていません。


結果的に、企業から見て優秀な学生が多くの内定を受け、そうでない学生は就職氷河期と言われていた頃と何ら変わらない状況となっています。

実力をつける努力をした人にだけ、集中的に恩恵が与えられるのです。

決して、従来よりも努力をせずに内定が得られるようになったわけではありません。

従業員規模別 新卒求人動向

従業員規模別 求人動向調査結果


従業員数が1,000人以上の企業と1,000人未満の企業で分類し、従業員規模別の求人総数と民間企業就職希望者数を調査する。


「従業員1,000人未満企業」の求人総数は、73.9万人と、昨年の73.0万人より1.0万人の増加。

「従業員1,000人未満企業」への就職希望者数は、17.4万人と、昨年とほぼ同水準。

「従業員1,000人未満企業」の求人倍率は、昨年より0.04ポイント上昇の4.26倍となっている。


「従業員1,000人以上企業」の求人総数は、20.9万人と、昨年より0.6万人の増加。

「従業員1,000人以上企業」への就職希望者数は、26.9万人と、昨年より0.6万人の増加。

「従業員1,000人以上企業」の求人倍率は、昨年と同水準の0.77倍となった。

従業員規模 求人総数 就職希望者数 求人倍率
1,000人未満 73.9万人 17.4万人 4.26倍
1,000人以上 20.9万人 26.9万人 0.77倍

※転載(抜粋)元: 大卒求人倍率調査
株式会社リクルート ワークス研究所
http://www.works-i.com/

従業員規模のミスマッチ


従業員規模による分類結果から、求人企業と就職希望者のミスマッチが読み取れます。

求人数を増加させているのは、大企業よりもむしろ中小企業です。

しかし、就職希望者は「大企業志向」の傾向が強くなってきています。


結果、大企業だけが求人を充足させ、中小企業は深刻な人材不足に陥る傾向が出ています。


「大企業だから」というだけでは、仕事に「やりがい」を見つけられず、離職してしまう場合も起こってきます。

就職希望者は、企業規模よりもむしろ、仕事の内容や社風に自分の「やりがい」を見つけ出せる会社を選ぶ視点が必要でしょう。

業種別 新卒求人動向

業種別 求人動向調査結果


「製造業」「流通業」「金融業」「サービス・情報業」と業種別に分類した、求人総数と就職希望者数を調査する。

製造業


求人総数は43.8万人と、昨年の42.2万人より1.6万人増加。

就職希望者数は16.6万人と、昨年より0.6万人増加。

求人倍率は、求人・就職希望者ともに増加したため、昨年同水準の2.64倍となっている。

流通業


求人総数は36.1万人と、昨年の36.4万人より0.3万人減少。

就職希望者数は5.1万人と、昨年より0.07万人増加。

求人倍率は、昨年より0.16ポイント下降しているが、7.15倍と高い倍率となっている。

金融業


求人総数は1.8万人と、昨年より0.08万人減少。

就職希望者数は5.2万人と、昨年より0.4万人増加。

求人倍率は、昨年の0.39倍から0.35倍と、学生の希望が増えたことにより、より厳しい就職状況となっている。

サービス・情報業


求人総数は昨年より0.3万人増加の13.1万人。

就職希望者数は17.4万人と、2004年3月卒業者から継続した減少傾向がみられる。

求人倍率は、0.75倍と、学生にとっては厳しい就職状況が続いている。


業種 求人総数 就職希望者数 求人倍率
製造業 43.8万人 16.6万人 2.64倍
流通業 36.1万人 5.1万人 7.15倍
金融業 1.8万人 5.2万人 0.35倍
サービス・情報業 13.1万人 17.4万人 0.75倍

※転載(抜粋)元: 大卒求人倍率調査
株式会社リクルート ワークス研究所
http://www.works-i.com/

業種のミスマッチ


業種による分類結果から、求人企業と就職希望者のミスマッチが読み取れます。

業種に関しては、希望する仕事でもないのに求人が多いから就職するということは難しいでしょう。

人材の必要な業種の企業に、どんどん業種の魅力をアピールしてもらって、学生が就きたいと思える業種に育てていく必要があるでしょう。