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増える雇用のミスマッチ
増加する早期離職者
新入社員の約3割が、入社して3年以内に会社を辞めると言われています。
早期離職者の増加は、苦労して内定を勝ち取った学生にとっても、多大な経費と時間を投入して新入社員を採用した会社にとっても、不幸な傾向です。
増加する第二新卒
第二新卒とは、社会人経験3年未満で25歳以下の求職者のことです。
求人倍率の増加で、必要な新入社員を充足できない企業は、早期離職者の増加に目を付けて第二新卒をターゲットとした求人を大幅に増加させています。
安定志向の新入社員
景気が良くなると、安定志向の新入社員が増加すると言われている。
財団法人社会経済生産性本部が2008年4月23日に発表した「新入社員意識調査」の結果にも、明確に安定志向の傾向が表れています。
- 就職先企業の志望順位に関して、「第一志望」とする回答が、4 年連続で上昇し過去最高(75.4%)となった。過去最低時(2000 年 50.5%)と比べ24.9 ポイント高くなった。
- 処遇に関して、業績・能力主義的な給与体系を希望する回答が、調査開始以来はじめて6割を切る結果(57.7%)となり、ピーク時(2002 年 73.3%)に比べ15.6 ポイント低くなった。また、業績・能力主義的な昇格を希望する回答についても、過去最低(63.4%)を更新し、ピーク時(2002 年 74.6%)に比べ11.2 ポイント低くなった。
- 転職・勤続に関して、「条件の良い会社があれば、さっさと移る方が得だ」とする回答が、4年連続で減少し、過去最低(23.4%)となった。また、「今の会社に一生勤めようと思っている」とする回答は4年連続で上昇し、過去最高(47.1%)となった。
- キャリアプランに関して、「起業して独立したい」とする回答が過去最低(15.8%)となり、過去最高(2003年 31.5%)と比べ15.7 ポイント減少した。
財団法人 社会経済生産性本部
雇用のミスマッチ
新入社員の多くは第一志望の会社に入社しており、業績・能力評価主義を否定し、年功序列的な評価を求め、今の会社に一生勤めたいという意思を持っています。
しかし、現実には早期離職者が増加しています。
これは、第一志望の会社を決める段階でのミスマッチがあることを示しているのではないでしょうか。